8月14日 遠心力を操る

8月14日 遠心力を操る


 最後まで安定した投球ができなかった。自分の投げている所を見ても分かったけど、脚も腕も頭も体の中心から伸びている感じがしないときはダメだなと思った。全ての体のパーツのラインを伸ばしていくと、全て体の中心で交わるようなつながりがないと安定した投球はできない。

 体の中心とは、上半身と下半身の境目、腹と腰の境目、腰の少し上で、前か後ろかというと少し後ろ側、腹と背中の間の少し背中よりの辺り。


 調子が悪い時はいつも左肩が体の動きにおいていかれて、リリースの際に左腕が真後ろへ伸びてしまうような投球になる事が多い。それは最終的に左腕に全ての波が集まるだけのことで、体と右腕、体と脚の連動が上手く取れていないということなのではないかと思う。

 でも左腕がこうなる時の感覚は左腕に体が引っ張られてしまって、腰が入りきらない投球になってしまうという感じ。その原因がはっきりと分かっていないけど、これが分かると、調子が悪い時の具体的な対策が立てられるようになる。原因を探っていかないといけない。


 こんな投球が続いていたので、大きなスイングを上げたら余計ダメになると思って、途中までずっと肩の高さまでのスイングを続けていたけど、最後の3ゲームは大きめのスイングを試して、そこから調子が上がった。曲げる時の投げ方をするときはやっぱり大きめなスイングがやりやすいのだと思った。

 肩のラインまでのスイングで曲げる投球をしている所をカメラで見てみると、特に意識はしていないのだけど、最後のリリースへ向けて、体の中心の方へボールを上げようとしているのかなという感じがする。でもスイングの高さがほとんど無いので、体の中心に寄せ切ることができなくて、不足分を腕の力でやってしまっている感じ。それで右腕、右肩、左肩、左腕のラインが不自然になる。それでは上手くリリースができるはずが無い。


 大きなスイングと曲げる投げ方との相性がいいのは、遠心力を無駄なくリリースに使うことができうるからなのかなと思う。まだその動きを完璧に使いこなせているわけではないけど、きっかけはつかみかけている気がする。自分の投球を見てそう思った。

 投球の際の不安やストレスは全て遠心力が原因なのではないかなと思った。でも遠心力を重さと感じてしまっているということは、その時遠心力を無駄に消費してしまっているということ。リリース動作に入るまでは遠心力を極力感じない投球を考えていけばいいのではないか。

 遠心力は無駄に使ってしまうとストレスの原因になるけど、振り子の力を利用して投げるということは遠心力を使うということと同じ意味だと思う。リリース動作に入るまで遠心力をキープしておくためには(リリースの時に遠心力のピークを持ってくるためには)、体の中心に振り子の軸があるような感覚を持つといいのかなと感じた。そして、そのためには高いスイングが必要。

 感覚的にボールはその場所で上下するだけで、動かなくて、体が動く感じ。投球というと、体をガッチリと地面に固定してボールを動かすイメージがあったけど、リリースまで遠心力を感じないという感覚を実現しようと思うと、ボールでなくて体が動くイメージが必要なのかもしれない。ボールはその位置で、体が動いて、体の中心にボールを引き込む。

 そのためには、踏み込み脚、体の中心、両肩のライン、腕の順に連動で上に積み重ねていく。積み上がった部分はその瞬間にはコースに対して正対していて、ガッチリと固めて土台になっていく、土台をだんだん積み上げていって、エネルギーが最後の腕に向けてどんどん絞り集まっていく。そしてそのエネルギーと遠心力が最後リリースに全部かかる。


 右胸から右肩までの塊と踏み込んだ左脚の股関節を体の中心へ向かって引き付ける感じ、その2箇所が引き付けあってぶつかる所が体の中心というか動作の軸になる感じで。

 そのためには、左脚を踏み込んで、その段階では右脚から右肩までのラインはコースに対して斜めを向いているけど、それを左脚の股関節に向けて絞り込むようにコースに向けて正対させていく。そうすると自然と蹴り脚のほうは横に流れて、蹴り脚のフォロースルーができる。その段階で上手くいけば脚、股関節、肩(頭、首の付け根かな)は一直線になってガッチリ固まっているはずだから、後は思い切ってリリースしていくだけ。

8月11日 体全体でつかまえる

8月11日 体全体でつかまえる


 胸を張って体を脚にしっかり乗せて投げること(スペアの時の感覚)、親指で握ってしまわずにリリースに入ることを意識してやった。親指が上手く抜けたときには、かなりの確率で外ミス気味になった。それは体が脚に乗り切る前にリリースに入ってしまった。リリースに入る前に体を乗せ切ることができなかったという方が近いかもしれない。
 
 逆に体を脚に乗せ切れたときには、リリースの時に親指が引っかかってしまって、スピードと回転数が大きく削られてしまった。この二つの両立をすることが課題。

 スペアの時には半分くらいの確率で親指を抜くことと、体を脚の上に乗せて胸を張ることができていると思う。それはスペアの時はほとんどプッシュアウェイをしているという意識は無くて、上がっても方の高さまでの低いスイングなので、タイミングを合わせやすいというのもあるかもしれない。肩のラインも常にファールラインと平行を保っているのでそれもタイミングを合わせやすい理由だと思う。

 曲げる時はスイングの高さも高くなるし、肩のラインもファールラインに対して斜めになるのでタイミングを合わせるのが難しいのかなと思う。曲げる時もスペアを取るときと同じ投げ方にするのも手だと思うけど、いまはまだ変える気は無い。


 曲げる時に左腕が全然使えていなくて、どちらかというと全身の動きの邪魔になっているような感じなので、曲げる投げ方の時には、左腕を使うことを意識した。いつもよりも肩のラインを斜めにして、踏み込んで体を脚に乗せ始めた時に腰のひねりとともに肩のラインをファールラインと平行にする。腰のひねりを意識して使わないとたぶんリリースまでに間に合わない。

 正面から自分の体を見たとき、肩のラインを斜めにした時の方が体の中心線から肩までも距離が短くなる。この距離感を保つ意識で肩をファールラインと平行になるまで戻す。最短ルートを通って、素早く戻す意識。ファールラインと肩のラインが平行になる直前の直前あたりで親指を抜く。


 スペアの時は、上手く投げられたときは特に、体全体でボールをつかまえているという感覚を味わうことができる。

 踏み込んで体が脚の上に乗った瞬間に親指が抜けていて、体が脚に乗り切って、胸を張って、スパットを見ている、リリースのちょっと前にその状態が出来上がって、その時にはもう親指が抜けている状態でボールが中指、薬指にぶら下がっている感じ。

 踏み込んだ瞬間に中指と薬指をボールにひっかけて、体からぶら下げている感じ。だからその時のボールからの反動が腕を通して体まで染み込んでくる。この感覚を曲げる投げ方の時にも出したい。


 たぶん抜くべき所にきたら抜くという感覚でやっていると上手く抜けない。抜けても確率が低いし、精度も悪いと思う。タイミングで抜く、リズムで抜くという感覚。最後の蹴り込む段階辺りから、ボールが手から離れていくまで、感覚のリズムやタイミングで体に覚えこませている。たぶんスペアの時にはそれができかけている。そのリズムをもう少し探っていきたい。ゲームの「リズム天国」と同じような感覚。あれは初めてやった時に「リズム」ってすごいなと感動した。



 
 レーンコンディションは自分と相性がよかったのだけど、右のレーンの方が少し曲がりが甘かった。甘かったのだけど、右のレーンになると何故か動作が乱れて、球筋がポケットに定まらなかった。でもそれがレーンコンディションの影響よりも、自分の投球ミスの原因のほうが大きいと思って、コースを変えなかった。

 でも実際はレーンコンディションの違いが自分が思っていた以上に左のレーンと違っていたみたいで、コースを変えてからストライクが出るようになった。それに気が付くまでもったいないフレームを何回も重ねていた。

 右レーンだけ何故か動作が乱れていたのは確かだけど、それに気を取られすぎてレーンコンディションの違いを感じ取れていなかったのは反省点。


 レーンコンディションに合わせて、アプローチのコンディションというものもあると考えた方がいいと思った。アプローチのコンディションは、滑るとか滑らないというのももちろんあるけど、景色や隣のレーンで投げている人達など、環境的なもので、主に自分の精神状態に関わるコンディション。

 仮にレーンコンディションが左右ともにほとんど同じだったとしても、アプローチのコンディションも考慮すると、左右でラインが変わるというのもありえると思う。


 3本、4本、5本残りのスペアや縦に並んだ2本スペアなども基本直球で取っていこうと思った。へんに考えてしまって、曲がるボールで消極的な投球で、ミスった時の勢い的な面でのマイナスを考えれば、直球で思い切って取りにいった方がプラスになるのではないかと思った。
 
 成功率的には曲がるボールを使っても、直球でも今のレベルではあまり変わらないのかなという感じがするので、それなら失敗した時の精神的な面を考えると直球でとりにいった方がメリットが多い気がする。


 途中左のレーンでストライクが出なくなったので、20枚目あたりを使って大きく曲げて投げるラインを使ってみた。いつもはスピードが足りてなくて、だらだらと曲がるボールになってしまっていたけど、今回は鋭く走らせて、曲がるゾーンで大きく曲げてポケットへ運ぶ投球ができた。

 このコースを使うと、大きく曲げなければという気持ちが強く働いてしまって、スイングが消極的になって親指を残したままリリースしてしまうのだけど、そうしないと曲げられないレーンコンディションの時はこのラインは使わない方がいい。基本は鋭く走らせても、曲がるゾーンで十分に曲がるときのみ。

 今回も何回か投げているうちに、曲げなければというマイナスのイメージに乱され始めたので、結局いつものラインに戻した。

8月7日 握ってしまうから重い

8月7日  握ってしまうから重い

 スコアは散々だったけど、今回はリリースにこだわって練習をして、そっちの面では次につながるかもしれない感覚を手に入れることができたので、そこまで気落ちはしてはいない。とはいっても低すぎるので少し悲しい気もする。


 スペアの時と同じ感覚で踏み込んだ後に、蹴り脚のフォロースルーを素早く出して、それとほぼ同時に親指を抜き始めるくらいのタイミングで、曲げる投げ方の時もやってみた。

 そこで今までと一番変わってくるのは親指を抜くタイミングだと思う。不慣れなので完成度は低い投球になってしまっているけど、いつもよりも後ろの方で親指が抜けているような投球ができていた。この感覚がもう少し体に染み付けばいいなあと思う。

 この蹴り脚、踏み込み脚、体、右腕、ボール、そして今はあまり意識していないけど左腕。この関係をスペアの時の感覚に近づけながら、同時に回転数も上げていく。



 今までの何回かは、リリース時の親指の抜けを重視してスイングを低めにしていた(なってしまっていた)けど、やっぱり大きめに上げた方がいいのかなと思った。確かにリリースの難易度が難しくなるけど、より体の中心からボールを送り出しやすい。

 スペアは肩のラインまでの低いスイングでも、上手く動作のバランスが取れている時は体の中心からボールを送り出すことができるけど、回転を入れる動作を強く入れるときは何故かボールが体の中心から離れていってしまう。

 それは、回転を入れる動作は自然な動作にしにくい動作だからだと思うけど、大きめに上げることで、脚と腕とリリースのタイミングがよくなる。それにプラスして大きめに上がると自然とオープンバックスタイルになるのでより体の中心にスイングを上げることができるようになる。


 曲げる投げ方をする時に、トップスイングの段階から、どうも左腕が一人取り残されているという感じがする。投げている感覚からはとくには感じないけど、カメラで見るとそんな感じがする。それはリリースが終わるまで続く。リリースの時の左腕の使い方の具体的なイメージや意識を持っていないから、トップスイングの段階でもう左腕がただ体にくっついているだけで役に立っていないのだろうと思う。左腕まで意識を運ばないと投球の精度は上がらないのかなと思った。


 スイングを高く上げようと思うと上げられるのだけど、プッシュアウェイ以外のところで調節しているみたいで、もしかしたら力に頼ってしまっているかもしれない。そこは左腕の使い方と絡めて要注意かなと思う。
 
 あと、大きくスイングを上げるとリリースの一歩手前から急に低姿勢になるけど、それがコントロール的にも、動作のバランス的にもあまりよくないと思うので、トップスイングが上がった段階で低い姿勢を作っておいて、リリースに入ってからはその高さが変わらないようにしたい。でもまだそのためのいい感覚は見つけられずにいる。


 親指でボールを握ってしまうから重く感じるのだなと思った。握らなければ今まで「重さ」や「反動」として感じていた力を全部回転のために使うことができるはず。最後の最後でふと思った。ボールが重いと感じるのは親指が抜けていない証拠。


 レーンコンディションはそれぞれ極端だったので面白かった。左のレーンはびっくりするくらい曲がらなかったし、右のレーンは手前はよく走ったけど、最後の最後でびっくりするくらいよく曲がった。

 左のレーンの方はスピードを極端に落として、回転数を最大で投げても、外に膨らませてしまうと、戻ってくることができなかった。そういう時は、ポケットに対して直接角度を付けて投げるか、ゼロ角度くらいがいい。

 今回の速さはいままで味わったことが無いくらい曲がらなかった(プラスチックボールで投げている感じだった)。こういうときはスピードや回転数の調節では対応し切れないことを知った。ラインを替えるか、ボールを替えるかしないといけない。外に向かっていくボールを逆方向に曲げるだけの踏ん張りが効かない。

 右のレーンも今までに無いくらい、最後の曲がりが鋭かった。こういうときは、中途半端に投げて手前から曲げだしてしまうと確実に曲がりすぎてしまうので、ガター付近のオイルが切れているゾーンに思いっきりボールをぶつけていくイメージでやった方が結果がいい。

 外ミスするくらいがちょうどいいと思うけど、横の回転が強いボールで外ミス気味で投げるのがいい。横回転が少ないと、しっかりと曲がるものの角度が足りなくて、ポケットに届かない場合がでて来る。外ミス気味に投げるときは、横回転を強く入れることが大切。

 最後の曲がりが鋭くて、しかも手前では走ってくれるレーンでは、真ん中あたりの奥の方までオイルがあるエリアを見つけて、穏やかなラインで投げるよりも、大きめに外に出して激曲がりゾーンにボールを運んでやった方が結果がいいと思う。そんないいエリアを使わない方がもったいない。

8月5日 怒りのパワー

8月5日 怒りのパワー


 今回は投球の乱れが激しくて、本来の自分の実力でボウリングができ始めてきたと思ったのが3ゲーム目に入ってからだった。なのでアベレージは低かったけど、そこまで落ち込んではいない。でも相変わらず曲げる投球に課題残る内容だった。
 

 スペアの時は綺麗に投げられる。毎回ほぼ同じ精度で自分でも納得がいく投球を連発できるようになってきた。あまり姿勢を低くするとか、前傾姿勢とかを気にしすぎると、腰から体が折れ曲がってしまって頭が動いてスパットが見えなくなり、肩が動いてしまってコントロールが狂う。上半身はそのまま、足だけ踏み込む感じの方が、結果的に、体がしっかりと脚に乗って、正しく低い姿勢でリリースができる気がする。

 上手くリリースできた時の感覚が気持ちいい。でもそれを出そう出そうとしてしまうと、自然に腕のみに力が入ってしまって、軸が崩れてしまう。スペアが乱れる時はそのパターンがすごく多い。その時は、球の勢いにはこだわらずに、力を抜いて投げるように心がけたい。


 スペアの時の気持ちのいい感覚(体全体の感覚とリリースの時の手の感覚)を曲げる投げ方をする時にも出したい。そう思って、そのきっかけとなる蹴り脚のフォロースルーを意識するのだけど、最近はそれが上手く結果に結びつかないことが多い。フォロースルーをする前にバランスが崩れてしまう。

 原因として考えられるのは、5日くらいあいてしまったので、左脚の筋力が衰えてしまっているのかもしれないということと、蹴り脚のフォロースルーを出す前の踏み出す足の位置と体の軸との位置関係がうまくできているときと違うか。この二つが思いつく。

 インステップを意識する。インステップは最後の踏み込みのときに始まるのではなくて、最後の踏み込みをする前の、蹴る足と脚と体の関係を作る所からもう始まっていると思う。蹴る、踏み込む、リリースすると、それぞれの動作を行っていくほど、体の中心に向かって腕も、脚もボールも絞り込まれていくようなイメージ(前々回くらいに感じたイメージ)が曲げる投げ方のときでも出せるようになりたい。


 プッシュアウェイの見直しをしたいと思った。プッシュアウェイのみを強く意識してやってしまうと肩や腕に力が入ってしまう。でも力を抜いた状態で、自然にもう少し大きなスイングをしようと思うと、もう少しプッシュアウェイの動作を大きくする必要があると思う。これもピート・ウェーバーのを参考にして考えて生きたい。

 もう少し動作をはっきり、大きめのプッシュアウェイから起こるスイングを自然に行うためには、体の中心(腰、腹、へそのあたり)に肩や、上半身の自然な動きも必要になってくる気がする。


 イライラを通り越した後の集中力や、ひらきなおり力をもっと活用できるようにしたい。イライラは我慢していたらダメ、思いっきり言動に表して、そのイライラに身を任せないと、その後の集中力は生まれない。生まれないが、それは回りにちょっと迷惑をかけていると思うので、迷惑をかけずにイライラに身を任せられる方法を考えないといけない気がする。

8月4日 重心の位置がおかしい

8月4日 重心の位置がおかしい


かなり日にちが開いてしまったので、体も感覚も鈍ってしまっているなと感じた。なので1ゲーム目は練習ゲームにしたのだけど、その使い方がイマイチ上手くなかったかなと思う。中途半端にスコアを求めてしまって、体を思いっきり動かすことができなかった。練習ゲームでは結果を気にするべきではない。もっと大きく、思いっきり体を動かして、気持ちと体と感覚を暖めるために使うのがいい。


体の中心と踏み込んだ左脚との位置関係がおかしかったと思う。体が後ろに残ってしまっていて、だから左脚で体を支えきることができずに、軸が無く、ボールにまったく力をこめることができなかった。軸が無かったのでコントロールも乱れた。
 床の滑りが少し悪かったことも原因なのかも知れないけど、床が滑らないと感じたのも、体が後ろに引けてしまっていたからなのかもしれない。


トップスイングが上がった状態を見ても、右腕、体、左腕の位置関係が無くて、投げている時の感覚も動きにくいと感じたので、何かがおかしかった。こういうときはたまにある。
 自分の投球はまだまだ各身体部位のつながりにもろさを感じる。それはトップスイングの形に特に感じる。トップスイングの形は、リリースの時にどういう感覚を持ちたいかという意識が作り出しているものだというのが最近の考え方なので、まだリリースの時の体とボールの関係、もっと突き詰めて言うと、体の中心と、体の各部位と、ボールとの関係。そこに未熟さを感じる。


自分のリリースポイントは、踏み込んだ足よりもかなり前の方になるので、前のめりになるような感じで苦しそう。投げていてその苦しさは感じないけいけれど、それはその感覚に慣れてしまっているからで、リリースポイントがもっと踏み込んだ足に、体の中心に近くなれば、もっと投げやすく、球の威力、コントロール、同じ球質を作り出す制度、全てにプラスになると思う。

 その為に、自分がリリースする瞬間にボールを見てみるのも一つの手だと思う。視野を最大限生かして、リリースポイント(右手がボールをリリースするところ)からスパットまで全体を視野に入れる意識で見るともっと体の近くでボールをリリースできるのではないかと思った。

7月29日 体の中心へ吸い込む

7月29日  体の中心へ吸い込む


今回は最後まで安定して、集中力を切らすこと無く投げられたかなという感じ。

 集中力を切らさないためにはストライクでもスペアでもとにかく黒をつなげること。1投、1投構えて沈み込んだときに体のどこにも力の塊があること無く、地面に体を押し付けられるかどうかを毎回確認して、回数を重ねるごとにボール、体、地面との一体感が増していくようにする。ゲームが進めば進むほど、集中が深くなっていくようにしていかないといけない。

 昨日は全体的に見れば、波はあったけどそれができていた。


比較的安定していたとは言っても、曲げる時も、スペアの時もボールが体の中心から離れてしまっているなという感じがした。それはリリースの時に一番感じたのだけど、カメラを見るとトップスイングが上がった段階でもう体と腕のつながりが感じられなくて位置関係がおかしい気がした。

 最近の見方で行けば、リリースの時のイメージに何か原因があるのではないかなと思う。だからトップスイングの段階にそれが現れる。でも特にいつもと違うイメージを持っているわけではなかったけど、いつもよりも回転数が少ないかなと思ったので、もう少し回転数を上げたいということは思っていたかもしれない。原因として考えられるのはそこ。

 回転数を上げたいと思うあまり、リリースの時に腕の力が強く主張しすぎたのかなという感じ。回転数が上がらなかった一番の原因はやっぱり親指の抜けができていないことだと思う。


後半に行くにつれて、少しずつ体の中心でボールを扱えるようになってきたことを感じた。それはスペアの時に特に強く感じた。リリースに向けて体の中心にボールを吸い込んでいるような感じがして後半は一本スペアをはずす気がしなかった。

 右脚で地面をけりこむ、左脚を踏み込む、リリースする、この3つの動作を一つ行うたびに、右脚、左脚、右腕、ボールが体の中心に向かって集まって固められていくような感じ。

 蹴るときに左脚が体の中心に向かって踏み込める体勢になっていることを感じて、左脚を踏み込んだときに、右腕とボールが体の中心に向かってすすんでいく道を感じることができた。その道を通す。その道を通すのと同時に左脚には体がほぼ乗っていて、蹴り脚のフォロースルーを行っていることを感じた。

 この感覚を曲げる時にも味わえたらきっといい投球ができるだろうなあと思った。曲げる時はリリースでかける時間が少し増える分そっちに気を取られてしまっているという感じがする。それにサム抜きの難易度は曲げる時の方が高い。でも基本的には、スペアを取りにいく時も、曲げる時もリリースにかける時間は同じになるのが一番いいと思う。その為にはやっぱりサム抜きの精度を上げていかないといけない。


ラストの1ゲームあたりから内ミスが多くなってきてしまった。親指が汗で湿って抜けが悪くなった。こういうときは、親指を抜こうと強く意識するあまり、極端な外ミスも起こりやすい。でもできることは毎回風にしっかりと当てて汗を飛ばすことと、リリースの時に親指が握ってしまわないように意識することしかできなかった。結局その二つに注意して何とか調子を維持して投げることができたのでよかった。


トップスイングまでいく段階で腕に余計な力が入っていたのだろうなあと思う。プッシュアウェイという動作以外はもうスイングのことは考えないで、リリースに入る瞬間の体勢と、どうやっていりリースしたいかという所に全神経を集中させた方がいい。調子がいい時は、体の各パーツ全てが体の中心とつながっていて、全ての動作が体の中心とのつながりの中で行えている気がする。


曲げる投球に関しては、まだサム抜きが上手くできている時の感覚とそれ以外の体の動きとの感覚との組み合わせがイマイチ上手くいっていない。まだイメージが具体的に練ることができていないので、親指を抜くことに集中しないといけないし、それと同時にその他の部分が普段通りの動きができるように、両立させるという気も使わないといけない。この二つの感覚を組み合わせることができるようにしていかないといけない。

7月26日 つなげる意志強く

7月26日 つなげる意志強く


10フレまでストライク、スペアでつなげ続ける意志を強く持つことが大切。まずはストライクをつなげ続ける気合。ストライクがダメでも、次にスペアでつなげる気合。オープンフレームにしてしまった時も穴を二つ続けないという気合い。1投ずつで考えない、1フレームずつで考えない。1ゲームをどう投げきるのか。


なかなか100パーセント親指の抜けた投球をすることができない。大体50パーセントから70パーセントくらい、会心の投球でも80パーセントから90パーセント。ボウリングを始めて2ヶ月か、3ヶ月たったときに、ドリラーの人に「ボウリングの最初の壁はサム抜きだからね」といわれてから、いまだにその課題をクリアできずにいたのだなと思った。クリアできていないというよりも、今の今までずっと無視して他の動作のやり方ばかりに目が行ってしまっていたのかなと思う。


親指の抜けが70パーセントから90パーセントの範囲でリリースができる確率と精度が上がれば、間違いなくスコアは上昇する。そういう確信がある。


無理な動作は親指の抜けに影響するはずだから、親指の抜けを考えていく過程の中で動作の無理や無駄も少しずつそぎ落とされていくのではないかと思う。


体全体的に、進行方向に対して無駄なく動作を行う必要がある。その為には特に踏み込むときのつま先をしっかりとコースの方向にまっすぐ向けること。コースの方向に出した踏み込み脚に、コースの方向に動いているからだを真上からきっちり乗せる。その為には、今はほとんど意識せずにやっている腰の回転でヘソをコースに正対させることとと、上半身を素早く踏み込んだ脚に乗せること。それにプラスして蹴り脚のフォロースルーを使う。蹴り脚のフォロースルーは上半身を踏み込み脚に乗せること以上に、踏み込み脚と上半身の軸同士をスマートにガッチリとつなげて1本の軸にする為に必要な動作だと思う。


スペアの時では体軸をしっかりと固定してリリースするということが身についてきたのではないかと思う。その感覚を曲げる投げ方の時にも出せるようにする。体をどれだけ激しく動かしても、体軸は動かさない。体軸を動かさないということはその場その場での床との位置関係を一定に保つこと、ダメなのは進行方向に対して、横にずれたり、角度が変わったりすること。軸がずれれば当然頭の位置もずれる。


身体部位を詳細に見ているのか、大雑把に見ているのかという見方もあるし。詳細にイメージするか、大雑把にイメージするかという見方もある。「そうなっている」のではなくて「そうなる事が理想」という見方。この見方が詳細の時と大雑把の時とでは結果にどう影響しているのかなということを考えた。今の自分は「そうなる事が理想」という見方を身体部位を大雑把に捉えることで考えていると思う。一度、過去の言語化を全部読み直して、その時その時の自分がどのパターンの考え方をしている時期にあるのかということを考えてみたい。


ゴルフとボウリングは本当に似ているなということを思う。宮里 藍 選手が「相手やスコアに惑わされないで、今の一打、一打に集中すること」というコメントを聞いて、ボウリングをやっているときに大切にしたい自分の考え方と一致していた。


リリースの際のイメージをもっと練りこんで、そのイメージにつなげてトップスイングの形や、腕と脚のタイミングを探っていかないといけない。リリースが主役。普段の投球でもそう。構えた時に、リリースでどういう感覚を出したいのか、そのイメージが鮮明に頭の中にある時ほど全体の動きがよくなり、構えている段階から体の力もよく抜け、投球の成功率も上がる気がする。


ボウリングマガジンに体軸が動き始めてからボールを動かすことという記事があった。構えて、動きだす前に重心を落として、地面に体を押し付けるとき、力が抜けた状態で上手く沈み込める時は、重心(体軸とはちょっと違うと思うけど)が動き始めてから、その流れでボールが動き始めているような気がする。


成功のパターンよりも失敗のパターンの方がかなり多いと思う。失敗にこそ何か大切な要素が詰まっている気がする。